月に1度ぐらいは普通の男女のようにデートもする。
だが主な目的はセックスの、いわゆるセックスフレンドというのが理亜と裕司の関係である。
知り合ったのは繁華街で理亜がナンパされたことが発端だった。
普通の女性関係には満ち足りている裕司だったが、理亜はアブノーマルな趣味を満たすための対象として関係を続けている。
インカレのイベントサークルに入っている裕司は老若男女共に顔が広い。
彼から理亜に電話があったのはある7月の夜だった。
「知り合いのツテでログハウスをタダで借りれることになったんだ」
日課のストレッチを終え、ありあまる性欲を鎮めるために鏡の前で一人オナニーショーをしようとチンポに手をやっていた理亜は邪魔をされた形だった。
「ふーん、で?」
「そこでお前の撮影イベントやらないか?
参加費は1回で1万5000円で、お前は1日で参加者かける1万円手に入るって訳よ。どう?」
おそらく裕司のことだから、ただの撮影ではなくキワどいショットばかりだろう。
シャッターに酔った理亜が欲情して撮影者を誘惑し始めることもお互いの想定内。
要するに裕司のちょっとした寝取られ願望を満たし、ついでに小銭も手に入れようという魂胆だった。
自己顕示欲の塊である理亜にとっては別に収益なしでも参加していたが、少なくない金も手に入るというのならば断わる理由はない。
「あと追加オプションでプラス1万円でお前を犯す権利」
「意味わかんない!なんで撮影よりセックスの方が安いんよ!」
「やめる?」
「ううん、面白そうだしいいよ。一晩ずっと撮影されるんでしょ?」
「もっと過酷だ。起きている奴がいる限り24時間お前の穴は使っていいことにする」
「わーお。口と両手と後ろと、全部ふさがるかな」
開いた瞳孔、
男根につかれ噴き出す唾液、
止まらないアナルへの責め、
それでも飽き足らず次の男を刺激するための手こき。
それらを想像するだけでオナニーを邪魔された理亜の股間はムクムクと鎌首をもたげる。
早速1か月後の週末に日付が設定され、どこから呼んだのか分からないが10人のゲスト枠が満席になった。